お墓参りの際に、墓石にヒビや欠けが見つかってどのように対応すればいいのか迷ったことはありませんか?
お墓はご先祖様や故人が眠る大切な場所なので、できるだけ美しく保ちたいですよね。
今回は、お墓が欠けていたりヒビが入っていたりした時にどうすればいいか、その対処法をご紹介します。
墓石は年数が経つと劣化する
墓石は天然の石でできているため、建立から何年も経過すると自然風化が進んでお墓にヒビが入ったり、一部が欠けたりしてしまうことがあります。
また、寒冷地では墓石が吸水した水分が凍結して内側からヒビが入ってしまうケースも。
寒冷地でなくとも、夏などの気温が高い時期に急に台風などの雷雨に見舞われると、急激な温度差の影響でヒビができることもあるのです。
注意したいのが外的要因のヒビや欠け
お墓は自然劣化の他に、外から何らかの衝撃を受けても一部が欠けたりヒビが入ったりすることがあります。
たとえば、墓前にお供え物として置いた食べ物に鳥が集まってクチバシで墓石を突いたことで、一部が欠けることも。
また、地震の揺れでお墓の石材同士が擦れた摩擦や衝撃によって、欠けたりヒビが入ったりという理由が考えられるのです。
さらに、中にはお墓を建てた石材店の工事がおろそかで、石材同士を接着剤などでくっつけただけの粗悪品だったというケースも。
その場合は、ちょっとの衝撃で墓石が転倒したり破損したりする原因になるため、不自然な部分があったら事故が起きる前に早めに修復作業を行いましょう。
お墓参りの際は、墓石に異常がある箇所がないか、念入りにチェックすることをおすすめします。
お墓にヒビや欠けが見つかった時はどうすればいい?
ほんのちょっと墓石が欠けている場合は、接着剤を使ってくっつけたり、砥石を使って表面を磨いて補修したりすることもできます。
ただし、欠けている部分が大きかったり、墓石にヒビが入っていたりする場合は石材店にリフォームをお願いしましょう。
お墓のヒビ割れや大きな欠けをそのままにしておくと、その部分に隙間ができて納骨室に雨水が溜まってしまうこともあります。
お墓の保証期間中の場合は、早めに石材店に連絡をして修繕をお願いしましょう。
また、石材店の中に墓石のクリーニングだけを専門で行ってくれるサービスをしているところもあります。
ひび割れや欠けの修繕はもちろん、お墓に生えたコケ、シミ汚れなどをきれいにしてもらえるため、お墓が建てたばかりの頃のようにピカピカになりますよ。
<まとめ>
お墓のヒビや欠けを見逃していると、そこから水が浸入して墓石の劣化が進んだり納骨室に水が入ったりする原因に。
ご先祖様や故人が眠る大切なお墓だからこそ、次の代へと引き継ぐことができるよう定期的なメンテナンスやクリーニングを行いましょう。
そのため、お墓を補修するべきかどうか悩んでいる方は、一度石材店に足を運んで相談してみてはいかがでしょうか。