日本のお墓の歴史は弥生時代から。当然その形も変わってきています。今はどんな形のお墓が多いのでしょう?そもそも流行りってあるのでしょうか?
お墓にも「流行り」はあります。
その時代その時代の評価によってデザインが影響をうける場合もありますが、宮城ではさらに実際的な理由からお墓の形が変化しています。東日本大震災以後は急激にヨコ型の背の低いデザインが増えてきました。新しく建つお墓のデザインにも大震災は影を落としています。
「流行り」はあっても「廃り」はありません。
現在でも伝統的な「和型」のお墓やお墓の原型である「五輪塔」は建てられています。生活様式や価値観に伴って、お墓のデザインも多様化しています。それはあくまで選択肢が広がったということです。お墓の場合は特に、昔から受け継がれてきたものを大事にする気持ちも大切です。
背が高いお墓の人気も復活してきています。
宮城ではヨコ型のお墓が急激に増えた反動からか、背の高いお墓の需要が伸びてきています。地震への懸念から背の低いお墓を選ぶ方が増えていますが、実際は地震対策をキチンと考えた施工さえされていれば、それほど心配はありません。「和型」から「洋型のタテ型」を経てきた経緯から、背の高い「洋型」に注目する方も増えています。