お墓は和型や洋型などの私たちがイメージする石塔部分と、それを囲うように設置されている外柵に大きく分けられます。
お墓を建てる際は石塔部分のデザインに目が行きがちですが、外柵も機能的で人気のタイプがあるのをご存知ですか?
せっかくお墓を建てるのなら、ぜひ外柵もこだわりのデザインを選びましょう。
今回は墓石以外にも注目したい、外柵の人気デザインについてご紹介します。
お墓の外柵ってどんなもの?
外柵(がいさく)は、お墓が建っているエリアを囲んで区切るためのものです。
外柵があることで隣のお墓との区画がはっきりとわかるため、最近では多くのお墓が外柵を設置しています。
また、外柵はほかにもこちらとあの世を区切る結界としての役割も持っています。
外柵の中はけがれがなく清らかな浄土の世界であり、私たちが暮らしている世界とを分かつためにあるのです。
そんな外柵はデザインもいろいろな種類があり、お墓を華やかに見せるだけでなく機能性にも優れているものが人気です。
今回は特に外柵で人気のデザインを2つ見ていきましょう。
階段型
高さのある外柵に2~3段の階段をつけているのが階段型です。
こちらは地下に掘るのではなく外柵で作ったスペースの中に、カロートを作って納骨ができるスタイルなのが特徴。
お墓全体の高さが出るため、迫力があり荘厳なイメージになりますよ。
こちらのタイプはすべて石材で作られているものもあれば、石塔周辺に玉砂利を敷いているデザインもあります。
フロア型
最近人気が上昇しているフロア型は、階段と違って基礎の上に石張りをして作られる外柵です。
これによって階段を登らずともお墓のそばまで入ることができるので、お年寄りや車いすの方でもスムーズなお墓参りができるのが人気です。
また、フロア型は左右にベンチとして使用できる棚を設置することもでき、機能性に富んでいるのが大きな魅力です。
将来、加齢によって足腰が弱くなると階段を登るのが難しくなってしまいます。
お墓参りがしやすいバリアフリー設計をしたい方は、こちらのフロア型がおすすめですよ。
<まとめ>
ちなみに最近人気の芝生墓地は外柵自体を設置しないとてもシンプルなデザインも増えてきています。
お墓のデザインが同じでも、外柵のデザインを変えることで全体の印象が大きく変わりますよ。
ほかにもいろいろな種類の外柵があるため、まずは墓石のデザインと一緒に外柵も自分好みのものを探していきましょう。