お墓は竿石部分だけでなく、花立や外柵など細かい付属品までさまざまなデザインのものが販売されています。
そんな中でも、格子扉型になっている香炉は見た目が上品な佇まいが人気です。
しかし、格子扉がついた香炉は見た目以外にも、たくさんのメリットがあるのをご存知ですか?
今回は格子扉付きの香炉のメリット、デメリットをくわしくご紹介します。
格子扉の香炉のメリットとは?
お墓は付属品のデザイン一つで、見た目の印象が大きく変わります。
そんな中でも香炉部分が直接見えないように、格子扉が設置されているタイプは上品ですっきりとしたデザインが人気です。
実はデザインの美しさだけでなく、この格子型の香炉は次のようなメリットもあります。
・火をともす際の風除けになる
多くのお墓はロウソクや線香立ての部分がそのまま外気に触れており、風が強い日は火をつけようと思ってもうまくいかないことがあります。
しかし、格子扉がついた香炉ならたとえ強風や雨、雪などが降っていても、一度ローソクに火をつけることができれば、その後扉を閉めることで強風から火を守る効果があるのです。
見た目にもロウソクや線香が見えないので、気品ある見た目になるのも人気の理由の一つですよ。
ほかにも風よけのための香炉の扉はステンレス製など、いろいろなタイプが販売されています。
その中でも格子扉は石塔と同じ石材で作ることができるので、あくまでお墓のデザインの一部として、違和感なく溶け込む見た目と風よけに使える機能性が合わさっているのが魅力です。
・カラス除けになる
お墓参りのあとに香炉の中に残っていた線香を、カラスが散らかしてしまうことがあります。
カラスに線香を荒らされるとお墓の周りが汚れて、次のお墓の掃除が大変になってしまいますし景観も良くありません。
香炉扉をしめておけば、カラスなどの動物に香炉の中をいたずらされる心配がないのもメリットの一つです。
格子扉の香炉にするデメリットは?
一見便利な格子扉ですが、しいてデメリットを挙げるとすればステンレス製などの扉と違って、穴が開いている分風が中に侵入しやすい点です。
完全に防風仕様にしたいのなら、隙間が開いていないステンレスや通常の扉タイプのデザインを選択することをおすすめいたします。
<まとめ>
お墓の香炉部分はむき出しのままだと、お墓参りの際に風によって火がつきにくいことがあります。
また、香炉の線香をカラスなどの動物からいたずらされたり、風で遠くに飛ばされる可能性があるのです。
しかし、香炉に格子扉を設置すれば防風効果があり、また動物のいたずらの予防にもなりますよ。
お墓の見た目も上品で高級感が生まれるなど、たくさんのメリットがあるためこれからお墓を建てる方はもちろん、部分的にリフォームをしたい方はぜひ検討してみてはいかがでしょうか。