「閏年にはお墓を建ててはいけない」という話を聞いたことがある方もいらっしゃると思います。では、なぜ建ててはいけないのか?どのような宗教的な理由がそこには存在するのか?閏年とお墓の意外な関係についてご説明します。
江戸時代に広まった習慣
かつて日本は太陰暦という月の動きを基準としていました。そのため、1ヶ月が29日程度となり、数年に1度1年が13ヶ月という年が存在していました。お墓とは無縁なお話のようですが、原因は給料の支払われ方にありました。
閏年は1年で13ヶ月ありますが、給料は12ヶ月分しか支給されませんでした。そのため、人々には節約し貯蓄する習慣が生まれます。そんな年にお墓を建てる余裕はありません。やがて人々は「閏年にお墓を建てる事は控える」という認識になりました。また、お墓のみならず、仏壇の購入も控えたようです。
また、一説には「月が重なっている年」なので、悪いことも重なるといけないのでは?という理由もあるようです。
特に宗教的な理由はなく、昔の風習の名残ということです。
<まとめ>
閏年にお墓を建てても問題はない。