5月のゴールデンウィークが終わると、母の日がやってきます。
この母の日は、日々の感謝の気持ちをカーネーションとプレゼントに込めてお母さんに渡す日ですよね。
日本ではまだあまり馴染みがありませんが、実はアメリカでは母の日にお墓参りに行くことはとてもポピュラーな慣習なのです。
そこで今回は、母の日にお墓参りに行く際のポイントをご紹介いたします。
アメリカの母の日のお墓参りについて
母の日はもともと、母親が生きている間普段自分を気づかってもらっていることに敬意を示す日というイメージをお持ちの方が多いでしょう。
しかし、母の日が誕生したのは20世紀にアメリカのアンナジャーヴィスが、お墓に白いカーネーションをお供えしたのがきっかけ。
この白いカーネーションの花言葉は、「亡き母を偲ぶ」という意味が込められているのです。
これを機に、アメリカでは5月の第2日曜日を「母の日」と取り決め、それが今となっては日本を含め世界中に広がりました。
つまり、母の日はお墓へ出向き、亡くなった母親への親愛と感謝の気持ちを伝える日だったのです。
お墓にカーネーションをお供えしよう
お墓にお供えする花と言えば、白、黄色、ピンクなどで彩られた仏花が一般的。
しかし、母の日はカーネーションを母親に渡す日なので、お墓にもきれいなカーネーションをお供えしたいですよね。
実際のところ、お墓にお供えする花の種類に制限はありません。
アメリカでは白いカーネーションが慣習になっていますが、特に白に限定する必要はなく、赤やオレンジなど色々なカラーを組み合わせてお供えする方もいらっしゃるようです。
他にもカーネーションだけでなく、カスミ草、アクセントとして百合など白を基調としたお花を数種類組み合わせるのもお墓が明るく素敵な印象に。
花の見栄えを重視するなら、白系の花にプラスして葉物を1点か2点追加すると、緑で白が引き立って全体的にバランスがよくなるのでおすすめです。
母の日参りグッズも発売されている
近年、日本でも母の日にお墓参りをする「母の日参り」を広げようという流れがあります。
カーネーションの香りがするお線香とローソクも発売されており、母親との思い出に浸れるような優しく上品な香りです。
また、母の日参り用の花を発売している花屋さんも登場していて、白いカーネーションを使用したお悔やみの花や供え花を発売しているところも。
通常の生花のアレンジメントから枯れないブリザーブドフラワーも用意されており、お墓を優しい色合いで飾ることができます。
<まとめ>
母の日は、大好きだった母親との思い出に浸りつつ、無事に過ごせていることの感謝の想いを伝えられる最良の日です。
日本のお墓参りはお盆やお彼岸、年始に行くのが一般的ですが、お墓参りに行く日に決まりはありません。
もともと亡くなった母親にカーネーションを手向けたのが母の日の始まりですので、ぜひお墓に母の日参りに行ってみてはいかがでしょうか。