夏になると日本では多くの家庭でお盆にお墓参りを行います。
普段遠方で暮らしていてお墓参りができない方でも、お盆休みに合わせて帰省し家族総出でお参りをする家庭も多いのではないでしょうか?
今回は夏のお墓参りに際して、気をつけたいポイントとそれに合わせて準備しておきたいものをご紹介しますので、ぜひご参考になさってください。
蚊などの虫対策をしてお参りに行こう
夏のお墓参りで気をつけたいのが、お参りの最中の虫対策です。
墓地は周辺に植物や木が生い茂っている自然豊かな環境のところが多く、街中とくらべて虫がたくさんいます。
特に夏場はやぶ蚊が大量発生していることもあり、お墓参りに言った矢先に大量の虫刺されができていた…といったケースも考えられます。
そこで夏にお墓参りに行く際は、事前に虫よけスプレーを使って蚊などに刺されないよう注意しましょう。
Tシャツや短パンなどの薄着でお参りをする方もいますが、より蚊に刺されやすくなる可能性があります。
不安な人はジーパンや薄手のカーディガンを羽織るなどして、できるだけ肌を露出しない服装をするのもおすすめです。
気温が高い時期は花を持ち帰ろう
夏場は日中の気温が30度を超えるような猛暑日が続きます。
特に西日本などは毎年35度を超える超猛暑日になることも多く、盆地では連日うだるような暑い日になります。
お墓参りをするときは、お供えとして生花を持参しますが、夏場は暑さでたった1日でも花が枯れてしまうことも。
花立に入れた水も枯れた花の影響やバクテリアによって、すぐに腐敗して異臭が出る原因になってしまうのです。
気温が高い日のお参りは、お花をお供えした後そのままにせず、持ち帰るか処分することをおすすめいたします。
気温が高い地域では最初から造花をお供えする文化があるところも。
枯れた花びらが墓石に付着すると汚れや変色の原因になるので、生花の取り扱いには十分に気をつけましょう。
熱中症対策をする
お墓は屋外にあり直射日光を浴びる場所です。
気温が高い日に外で過ごしていると、たくさんの汗をかき熱中症や熱射病を発症するリスクが高くなります。
そのため、お墓参りで体調を崩さないように水分補給を事前にしたり、帽子を被ったりして暑さ対策をしましょう。
<まとめ>
夏場の墓地は虫が出やすく、コンクリートや石の照り返しで気温が高くなっています。
そこで虫刺され対策をしたり、熱中症にならないように水分補給をしたりと、体調管理に気を配りたいですね。
普段忙しくてなかなかお参りができない人でも、夏はご先祖様が帰ってくるお盆があります。
お盆のお墓参りは13日が一般的とされていますが、事情があって当日にお参りに行けなくても、別の日に出向く形で問題ありません。
日付に関係なくご先祖様が眠っているお墓をきれいに掃除し、心からの供養を行うことが大切です。