HOME

お墓

お墓はクーリングオフができるの?契約前に確認しておきたいこと

Pocket

私たちが何か物を買った時、一定の期間内であれば購入した商品の契約を解除できるのが「クーリングオフ制度」です。
訪問販売はその場で断り切れず、仕方なく契約してしまったなどのトラブルが起きやすいです。
そんな方の救済措置のために作られたのがクーリングオフ制度でした。
はたして、購入したお墓にもクーリングオフは対応しているのでしょうか。
今回はお墓のクーリングオフ制度について、契約前に確認しておきたいことをご説明します。

クーリングオフって?

クーリングオフは消費者が契約をした後に、一定期間中なら無条件で契約解除ができる制度です。
もともとは自宅への訪問販売や電話勧誘での商品の販売など、その場でつい契約してしまったものに対して、後に消費者が冷静になった際に契約を一方的に解除できるシステムなのです。
しかし、このクーリングオフは契約した商品すべてが対象ではありません。
基本的にクーリングオフは訪問販売や電話勧誘などの、キャッチセールスで購入したものが対象です。
自分がお店に出向いて契約したものは対象外になるので、十分に注意が必要です。

お墓はクーリングオフ出来る?

それではお墓はクーリングオフの対象なのでしょうか?
結論から述べると、お墓は石材店との契約の状況次第でクーリングオフが可能な商品です。
墓石はクーリングオフ対象の商品に入っており、たとえば訪問販売などのキャッチセールスで購入した場合はクーリングオフができますので安心してください。

注意が必要なのは石材店でお墓を購入した場合や、建墓を希望される方が自宅に石材店を招いての契約。
このような場合はクーリングオフが無効になってしまうケースも多いです。
しかし、石材店によってはお店で購入したお墓でも、規定の期間内であれば対応可能になっているところも。
お墓は高額な買い物だからこそ、後悔しないようにクーリングオフ制度を導入している石材店を選びましょう。

クーリングオフの手順

お墓のクーリングオフを行うには、申込日を含めて8日以内と決まっています。
期限を過ぎると、どのような理由であれクーリングオフができなくなるので注意しましょう。
基本的には、購入した石材店が用意している様式に記入を行って手続きを進めていきます。
もし様式がなければ通知書を個人で作成する必要があるので、封書やハガキでクーリングオフを希望する旨の書面を石材店へ送る形になります。

具体的には官製はがきに、次のような内容を明記します。

・墓石の名前(商品名)
・金額
・契約を結んだ日付
・契約者の住所、連絡先
・クーリングオフしたいとの旨

最後に押印と署名を添えて、郵便局から発送をしましょう。

<まとめ>

お墓は石材店で契約したものでも、クーリングオフに対応しているお店なら8日以内に契約を解除することが可能です。
特に霊園で墓石を購入した場合も、訪問販売としてクーリングオフになることもあるため、必ず契約時点で売買契約書の記載を確認することがトラブル防止につながりますよ。

ピックアップ記事

  1. “墓じまい”が急増!遺骨はどこにいく?
  2. 石材選びは慎重に

関連記事

  1. お知らせ

    普段の会話に溶け込んでいる「あの」言葉。実は仏教由来の言葉だって知っていますか?

    こんにちは。営業部の秋山です。普段私たちが日常で使っている言葉の中…

  2. お墓

    墓石の色々なランキングを発表!~2018年版~

    こんにちは。営業部の秋山です。春らしい暖かい日差しを感じられる日が…

  3. お墓

    法相宗ってどんな宗教?お墓は必要なの?

    仏教大国の日本には、今でもたくさんの宗派があり、あまり聞きなれない…

  4. お知らせ

    終活で欠かせないエンディングノート!そのメリットやデメリットは?

    終活において、エンディングノートを用意しておくのは欠かせないポ…

  5. お墓

    何が違うの?旧字体について

    こんにちは。営業部の秋山です。みなさんは、お墓に「墓誌」はあるでし…

  6. お墓

    お墓の継承に相続税がかからないって本当?

    お墓は長年受け継がれていく家族にとって財産の一つです。しか…

最近の記事

アーカイブ

  1. お墓

    お墓の後継者がいなくなったら、お墓はどうなるの?
  2. お客様の声

    家族の想いのこもったお墓をご紹介します。
  3. お墓

    お墓を建てるなら知っておきたい!「開眼法要」ってどういうもの?
  4. ならわし

    手元供養が良くないと言われる理由は?メリットや注意点を紹介
  5. お知らせ

    敬老の日の由来ってなに?
HOME
PAGE TOP