お墓は高額な買い物だからこそ、購入する際は後悔しないように見積書もきちんと確認しましょう。
あらかじめ見積書の項目をくわしくチェックしておくことで、お墓ができた後のトラブルを防ぐことができますよ。
今回はお墓の見積書の中でも特に気を付けて見ておきたいポイント3つを、それぞれくわしくご紹介します。
基礎工事にかかる費用
まずはお墓の土台になる基礎工事にかかる費用を確認しましょう。
基礎工事をしっかりとしておかないと、後に地盤がゆるんでしまいお墓の傾きなどのトラブルの原因になります。
見積書の中に施工費込みと記載されているだけで、基礎工事の金額がきちんと見積書に記載されていないことがあります。
後ほど基礎工事費を請求されたとのケースもあるため、必ず基礎工事費の記載があるか、また工事内容はどんなものなのか明確にしておきましょう。
ちなみに墓地によっては基礎工事自体がいらないところも。
その場合は墓石の最終的な据付までを施工費としてまとめている石材店もあるため、基礎工事費の項目がなかったら確認しておくと安心です。
石材、施工にかかる費用
次に石材や施工の料金も忘れずにチェックしましょう。
石材は元の石の切り出しから研磨までの、一連の作業を含めての費用になっていることが多いです。
同じ石材でもそれぞれランクがあり、ランクの高いものほど高額になります。
また、お墓の施工の方法によってもかかる費用は大きく違ってくることを覚えておきましょう。
すでに区画整理がすんでいる平地にある墓地は、比較的施工費が安価になります。
しかし、山間部など機材やトラックの搬入が難しい場所は、その分工事の負担が増えるため施工費も高額になっていきます。
彫刻にかかる費用
墓石への彫刻もいろいろな方法があり、その方法や石材の種類、削る量や深さで費用が違ってきます。
特に硬度が高い石材は職人の技術と時間が必要になるので、料金が高くなる傾向があるのです。
最近ではイラストや特殊な彫刻方法を使い、デザインに凝ったお墓にする方も増えてきました。
たとえば立体彫刻や象嵌加工など、特殊な彫刻方法は職人の技術が必要になるため通常よりも費用が上乗せされます。
また、自分が書いた文字やイラストをお墓に彫刻する方法も人気ですが、その場合は一度パソコンに文字やイラストを取り込んで、データ作成をする手間がかかってきます。
ですので、予算の希望がある方は前もって彫刻費用を確認しておき、できるだけ自分の希望に沿った方法を石材店と相談していきましょう。
<まとめ>
お墓の工事は専門的で、内容がよくわからない方も多いと思います。
しかし、高額な買い物だからこそそれぞれの項目が適正な価格なのか、きちんと確認しておくことが大切です。
もし気になる点があったら、どうしてこの金額なのかを石材店へたずねてみましょう。
中にはぼったくりと言われるような、高額な施工費を請求されたとのトラブルもあります。
石材店を選ぶ際は、複数のお店に事前見積もりを依頼して、それぞれを比較しておくことも大切です。