お墓にお供えする切り花は時間が経つとやがて枯れてしまいます。
このお供えするお花ですが、実はちょっとしたひと手間を加えるだけで長く咲かせておくことができるのです。
今回は知っておくと得する、お墓にお供えするお花を長持ちさせるための3つの方法をご紹介します。
方法1.お花の切り口部分を焼いておく
そもそもお花が枯れてしまうのは、侵入したバクテリアが茎の部分につまってしまうことが大きな原因。
バクテリアが詰まった茎は水分をお花の先まで運ぶことができず、不足の状態になります。
これを防ぐには切り花の切り口部分から、できるだけバクテリアが侵入しないようにすることが大切です。
お墓にお供えするお花は、まず水の中に浸けた状態でカットします。
空気に触れない分切り口部分が新鮮になり、その場のバクテリアの侵入を最小限にできますよ。
その後はお花の切り口の部分をライターなどであぶってていねいに焼いておきましょう。
焼くことでお花が水を吸い上げる力がアップするので、通常よりも長持ちしやすくなります。
方法2.水につく部分の葉っぱを取り除く
花立てに入れる際に、水の中に触れる部分の葉っぱは取り除いておきましょう。
葉に水がついていると、その部分が傷んで早く腐ってしまいます。
水も早く腐ってしまうため、花立ての中にバクテリアが大量発生して、茎に繁殖してしまいます。
そのため、茎の下側になる葉っぱはすべて切り取って、花立ての中に入る部分は茎だけにしてみてください。
方法3.10円玉を花立ての中に入れておく
お墓は家にあるものと違って、毎日花立の水を交換するわけにはいきませんよね。
水をできるだけ腐らせずに清潔な状態で保つには、10円玉を一枚入れておきましょう。
10円玉は銅でできていて、微量金属作用という効果を持っています。
これは殺菌効果がとても高く、水にわずかに溶けだした銅が殺菌の活動を抑制します。
金や銀でも同じ効果がありますが10円玉ならいつも持っていますし、お手頃なので花立てに入れておくのにぴったりです。
銅を入れておけば絶対に水が腐らないわけではないため、お墓参りの際は必ず花立ての水を開けて掃除をし、清潔な水を入れ直しましょう。
<まとめ>
ご先祖様が眠るお墓は、いつでも美しく保っておきたいですよね。
お墓参りの際は少しでも、お供えしたお花がきれいに咲いていられるように、ちょっとひと手間を加えてバクテリアの侵入を防ぎましょう。
また、お墓にいつでもお花を手向けたい方は、あえてブリザードフラワーなどの造花をお供えする方法もあります。
特に暑い地域は1日で花が枯れてしまうこともあるので、造花をお供えすることも検討してみてはいかがでしょうか。