お墓を建てると決まったら、まずどこに建立するのかを決め、次にどのようなデザインのお墓にするのかを選びます。
その後、希望の場所にお墓を建てることになるのですが、具体的にお墓が完成するまではどれくらいの期間が必要かご存知でしょうか?
家庭の事情でできるだけ早く建てたいという方もいらっしゃるでしょう。
今回は、お墓を建てる際の期間について説明いたします。
お墓が完成するまでの必要期間
お墓が完成するまでの期間は、どのような石材やデザインで作るかによって大きく異なりますが、目安としては「2~3か月」程度の期間が一般的です。
お墓を建てるのは、まず墓地や霊園の場所探しから始める必要があり、それからどのような墓石のデザインにするか、石材の種類にするかなどを決めます。
最後に彫刻する文字の内容を決定し、石材店が墓石の加工をスタートするという順番です。
また、お墓は家と同じように、一生に1回あるかないかの大きな買い物。
そのため、後悔のないお墓に仕上がるよう、納得が行くまで石材店と話し合いを重ねる期間を必ず設けておきましょう。
最短でお墓を建てるにはどうするべき?
何らかの理由があって、どうしてもできるだけ早くお墓を建てたいという方もいらっしゃるでしょう。
その場合は、本来の作業工程である石の仕入れや切り出しなど、大まかな加工期間を省く方法がおすすめ。
つまり、石材店などの展示場にある現品を購入することで、工事期間を短縮することができるのです。
この方法では、墓地の場所が決まったら彫刻する文字の打ち合わせをし、そのまま彫刻作業に入ることができるため、おおよそ1か月ほどでお墓の施工が完了します。
ただし、石材店によっては現品販売を行っていないところもあるため、お急ぎの場合は現品販売を行っている石材店を見つけて相談するようにしましょう。
凝ったデザインの場合は3か月以上かかるケースも
通常は石の入荷に1か月ほど、その後字彫りや墓石工事が3か月以内に完成するというスケジュールが一般的。
しかし、お墓に使用する石は天然のため、好みの石材にこだわる場合は採掘に時間がかかることもあり、お墓の完成までに3か月以上の期間が必要なケースもあります。
そのため、好みのデザインや石材を使用するなど、お墓づくりに強いこだわりを持っている方は、納期にゆとりを持ってお墓の完成を待ちましょう。
<まとめ>
お墓が完成するまでは、まず場所選びから始まり、施工が完了するまで数か月の期間を要します。
ただし、四十九日まで納骨を済ませたい方など、日程に余裕を持てない場合もあります。
その場合は自分の希望に沿ったお墓づくりができるよう、石材店と相談の上スケジュールを決めていきましょう。