墓地選びはその後のお墓の管理のしやすさにつながる重要な要素です。
料金の安さなどで適当に選んでしまうと、別の場所にするべきだったと後悔する可能性があります。
とは言っても最近は霊園が増えてきていて、どこを選べばいいのか迷ってしまいますよね。
今回は自分に合った霊園を見つけるために知っておきたい、霊園の種類から選び方のポイント、注意点までをご説明します。
霊園の種類
霊園の種類は大きく分けて以下の2つがあります。
・公営霊園
公営霊園は市町村、都道府県などの自治体が管理している霊園です。
その土地の自治体が管理しているため、一度永代使用権を得られれば数十年から数百年にわたって、ずっとその墓地を利用できるのがメリットです。
ただし、公営霊園は人気が高く空き区画がないと募集自体がありません。
募集期間中に申し込んだ方の中から抽選で決められるので、希望をしていても利用できない可能性があります。
・民営霊園
公益法人、宗教法人などの民間が管理している墓地です。
ほとんどが宗旨・宗派不問で、さらに公営霊園と違ってその土地に住んでいるなどの条件がありません。
墓のデザインなども比較的自由に決めることができますが、経営状況によっては墓地の管理が困難になることも。
また、公営霊園よりも費用が高額になっている民営霊園も多いです。
霊園を選ぶ際のポイントや注意点は?
それでは、霊園を選ぶ際にどんな点を重視するべきか、注意点と合わせてご説明します。
・交通アクセスの良さ
まずはお墓参りがしやすい場所かどうかが重要です。
現在若く健康でいても、いずれ年を重ねるうちに足腰が弱ってきたり、車の運転ができなくなったりする可能性があります。
そんなときに墓地までの距離が遠い場合や、車以外での交通手段がなければお墓参り自体が困難になってしまいます。
今だけでなく将来のことを考えて、複数のアクセス方法がある交通の便が良い墓地を選びましょう
・墓地の管理体制
お墓を建てた後はその霊園の管理者が維持管理を行います。
周辺の清掃状況が悪ければお墓も荒れてしまいますし、対応が悪ければ問題が起きた際もすぐに解決できないなどのトラブルが考えられます。
霊園を選ぶ際は実際に足を運んで、お墓や植え込みなどの清掃状況や管理者の対応がていねいかなど相性も含めてチェックしておきましょう。
・周辺環境
お墓は外の天気に常にさらされているので、日差しや雨、風などで、少しずつ劣化していきます。
特に日陰では湿気がこもりやすいので、できれば風通しがよくある程度日光が当たる環境の霊園を選びましょう。
ほかにも雨が降った後に水はけが悪いと墓石の水が抜けずに、将来的なカビや割れなどの原因に。
土地の水はけの良さや、蚊などの害虫がどれくらいいるのかも確認しておくと安心です。
快適に過ごせる霊園だと、お墓参りも気持ちよく行えますよ。
<まとめ>
お墓の霊園は民営と公営で取り決めが異なり、特に公営はその土地に住んでいる人が条件になっていることが多いです。
民営は細かい制約が少なく、誰でも利用しやすいですが公営より費用が高い傾向にあります。
頻繁にお墓参りができない方なら墓地の清掃をこまめに行っている霊園にしたり、電車でもアクセスできる立地の良い霊園を選んだりと、それぞれ優先したい点は異なると思います。
実際にいろいろいな霊園に足を運んで、自分がお墓参りしやすい環境の場所を見つけましょう。