最近「終活」という言葉を耳にする機会が増えてきました。
この終活は、生前の間に葬式、お墓、相続に関することを準備しておき、人生のエンディングをより良いものにするために行います。
しかし、具体的に終活をどう進めればいいかわからないといった悩みを抱える方もいらっしゃいます。
そのような時は、終活カウンセラーに相談するのも一つの方法。
終活カウンセラーとはどのようなものなのか、メリットなどをご紹介します。
終活カウンセラーとは?
「終活カウンセラー」は、一般社会法人終活カウンセラー協会の認定資格を取得した終活におけるサポートやアドバイスを行ってくれる人々のこと。
例えば、エンディングノートの書き方がわからない、どのようなお墓にしたいかイメージが湧かないといった、終活に関係する悩み相談に応えてもらうことができます。
また、終活カウンセラーだけでは解決が難しいような悩みの場合は、税理士や葬儀社といった専門家につなぐ案内人の役割を担っており、終活を考える全ての方をサポートしてくれる存在なのです。
終活カウンセラーはどこにいるのか
終活という言葉が誕生したのは2009年のこと。
そのため、まだ終活カウンセラーの人数は少なく、住んでいる場所の近くにはいない場合もあります。
しかし、現在はインターネットで終活カウンセラーを探すことができ、連絡先が記載されているため直接悩みを相談することが可能です。
ファイナンシャルプランナーや行政書士など、法律やお金に関する職についている人が、終活カウンセラーを行っている場合も多いです。
そのため、お金のことで悩んでいる場合は税理士など、葬儀やお墓のことで悩んでいるのなら葬儀社の人など、悩んでいる内容に詳しい知識を持つカウンセラーに相談するのが良いでしょう。
自分で終活カウンセラーの資格を取得するという方法も
終活カウンセラーは、初級、上級、上級インストラクターの3つの級があります。
初級は相続からお墓のことまで、エンディングノートを自分で書けるようになる程度の知識を学ぶことができます。
受講料を協会に支払った後、初級用のテキストが送られてくるため、それを勉強しておき試験日にテストを受験します。
そのため、誰かに終活のことをアドバイスするのではなく、エンディングノートを自力で作り上げたいという方は、ぜひ初級の受験を検討してみてはいかがでしょうか。
<まとめ>
葬儀のことからお墓まで、終活は多くのことを決定しておく必要があります。
今は悩みがなくても、終活を進めていくうちに何か気がかりな問題が出てくる可能性もゼロではありません。
何かあった時に信頼できる相談相手を見つけておくためにも、終活アドバイザーとつながりを持っておくのも一つの手段と言えるのではないでしょうか。