お墓には色々な付属品があり、設置することでデザインに個性が生まれたり、機能性が高くなったりとさまざまなメリットがあります。
そんなお墓に備える付属品の中に、収納庫というものがあります。
この収納庫は、中にお墓に関するいろいろな道具をしまっておけるスペースのこと。
今回は、収納庫とはどんなものなのか、また費用はどれくらいなのかついてご説明いたします。
お墓の収納庫とは?
お墓の横や手前、もしくは門柱の部分に引き戸がついているのを見かけたことがありませんか?
このようにお墓で戸棚になっている部分を「収納庫」と言い、いろいろな道具をまとめてしまっておくためのスペースです。
収納庫はお墓参りのときに使用する、次のような道具をしまうのに使っている方が多いです。
・掃除道具(ほうきやぞうきん、チリトリなど)
・お線香
・ロウソク
・マッチ
・半紙
・バケツ
・ごみ袋
・水桶
収納庫を設置するメリットは?
収納庫にお墓に関する道具をしまっておくことは、さまざまなメリットがあります。
お墓の建立を考えている方は、収納庫の設置も検討してみてはいかがでしょうか。
・お墓参りの荷物が減る
お墓参りをするときは、お参りのために使うロウソクやお線香など、何かと必要な道具が多いですよね。
ほかにも法要の際は卒塔婆をはじめ、お供え物の飲み物やお菓子を持って行くなど、一人では持ちきれないほどの荷物の量になることも少なくありません。
そこでお墓に収納庫があれば、お参りの際の荷物が少なくなり負担が軽減されます。
また、お墓参りに行くときは、あらかじめ道具を持って行く必要がありますが、収納庫に道具をまとめておけば、買い物などのお出かけの帰り道でも思い立ったときに、お墓参りに足を運ぶことも可能です。
・防犯対策になる
お参りのときに使うバケツやホウキなどの道具を、お墓のそばにそのまま置いている方もいらっしゃいます。
しかし、このように道具を置きっぱなしにしていると、心無い誰かが盗んでしまうことも考えられます。
収納庫は引き戸がついているので、お墓参りに必要な道具をしまっておけるので防犯対策に役立つのもメリットの一つです。
お墓の収納庫の値段はどれくらい?
お墓に収納庫を設置する費用は、使用する石材の種類やどのような方法で設置するかによって異なります。
たとえば、門柱とセットになっているものや、上に腰かけることができるベンチ式のもの、お墓の手前に設置するタイプなどの種類があるので、それによって費用に違いがあるため石材店と相談することをおすすめいたします。
ちなみに、収納庫単体ですと、10万円台から設置できるタイプも販売されているので、すでに建立されたお墓に設置するという方法も。
また、門柱型のものは大きなリフォームが必要になるケースが多いため、工事費用も含めると最低でも50万円以上を見ておくと良いでしょう。
<まとめ>
お墓の収納庫は、お墓に関係する道具をしまっておける便利なスペースです。
また、お墓のデザインに自然になじむよう拝石と同じ石材のものや、門柱自体が収納庫になっているタイプも人気です。
お墓参りの荷物が減るなどのメリットがあるため、ぜひお墓に導入を検討してみてはいかがでしょうか。