お墓は石塔部分だけでなく、ちょっとしたオプションを足すだけで全体の印象が大きく変わります。
特に石塔周りに敷かれている玉砂利は、景観も良く人気のオプションです。
しかし、玉砂利は時間が経つにつれて数が減り、下の土が露出しやすくなることがあるのです。
どうして、このようにお墓の玉砂利が少なくなってしまうのでしょうか?
今回はお墓の玉砂利が少なくなる理由と相談する先、そして玉砂利を敷くメリットまでをくわしくご紹介します。
どうしてお墓の玉砂利が減るの?
お墓の玉砂利が少なくなる理由は、下から生えてくる雑草が最大の原因です。
お墓を建てた段階では玉砂利のところに雑草がなくても、風に乗って運ばれてきた種が根付けば、玉砂利をかき分けるように雑草が生えてしまうのです。
実際前回のお墓参りの際に雑草取りをしたのに、その数か月後に足を運ぶとまた雑草が生い茂っていたという経験をした方も多いのではないでしょうか?
この玉砂利の下に生えた雑草を抜くと、根があった部分に穴ができてしまいます。
この雑草を掃除したときにできる穴に、玉砂利が落ちてしまうと徐々に下へと潜り減っていったように感じてしまうのです。
その結果、玉砂利自体の数は減っていなくとも土が上に出てきたことで、玉砂利が少なくなったと感じる原因になるのです。
お墓の玉砂利が減ったら石材店に相談しよう!
玉砂利が少なくなった場合、自分で補充をすればいいと考える方もいらっしゃるかと思います。
実際、ホームセンターで玉砂利を購入することもできますが、ぜひ専門の石材店に相談をすることをおすすめいたします。
玉砂利をメンテナンスする際は、土に潜っている石をいったん取り出して汚れを落として設置し直す必要があります。
この手順を素人がやるのは大変な労力が必要ですし、そもそもお墓の玉砂利と似た商品を探すのは大変です。
そのため、ぜひお墓の玉砂利は専門の石材店に依頼をしてメンテナンスをしてもらいましょう。
玉砂利のみを新しく追加するだけなら、1袋4000~5000円から対応している石材店もあります。
また、それに合わせて土の一部を取り除くなどの大掛かりな玉砂利の敷き直しは、1平方メートルあたり2万円程度で依頼できるため、ぜひ石材店に相談をしてみましょう。
また、玉砂利は見た目の景観が良くなるだけでなく、通常より雑草が生えづらくなるメリットもあります。
土と違って雨でも足元がぬかるまないというメリットもあり、お墓参りをより快適にしてくれるアイテムなのです。
現在土のみのお墓でも、あとから玉砂利を設置することもできますので、ぜひ石材店に相談をしてみてはいかがでしょうか。
<まとめ>
玉砂利は雑草予防や水はけがよくなるなど、たくさんのメリットがあります。
しかし、時間が経過すると玉砂利が減ったような印象になるため、定期的にメンテナンスをしていきましょう。
玉砂利を敷く面積や石の種類によって費用は異なりますので、まずは石材店に希望を伝えて見積もりを出してもらうことをおすすめいたします。