お墓はたくさんの部材を組み立て建立されており、その部材のつなぎ目である目地は経年によって劣化が起こります。この目地の劣化を放っておくと、傾いたりひび割れたりなど墓石自体の寿命を縮める原因になります。
そこで今回は、自分で出来るお墓の目地の修復方法をご紹介いたします。
お墓の目地の劣化はコーキング目地で対処
お墓の目地の劣化が起きたら、コーキング剤を使った目地の補修を行うのが一般的です。
コーキング剤を使った補修は、自分で直す方法と石材店へ依頼する方法があり、どちらも基本の手順は同じです。ただし、何よりもケガや思わぬ事故にならないよう十分に気を付けてください。
■用意するもの■
・コーキング剤(ホームセンターなどで購入可能)
・マスキングテープ
・ヘラ
・乾いた布
・スクレイパー
■やり方■
①古くなった目地をスクレイパーなどで全て取り払います。
②目地部分に溜まったホコリや水などの汚れを布などで除去してきれいにします。
③仕上げが美しくなるよう、マスキングテープを貼って養正してください。
④コーキングを充填していき、ヘラなどを使って表面を平らにならします。
⑤固まったらテープを剥がして修理完了です。
コーキング剤を使って目地を補修するのはお墓の景観が美しくなるのはもちろん、耐久力が高くなることで耐震性もアップします。
<まとめ>
お墓の目地の劣化は、建立してしばらく経つと必ずと言っていいほど起こるトラブル。
自分で直す方もいらっしゃいますが、不安な場合は石材店に依頼して補修作業をしてもらうことも可能です。
次回お墓参りに行かれるときはぜひお墓の目地の状態を確認して、欠けや切れなどの異常があったら早めに補修を行いましょう。
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