こんにちは。営業部の秋山です。
春のお彼岸が近付いてきていますが、年明けから墓じまいやお墓の引越しについてお問い合わせが増えてきました。お話をうかがっていると、やはりご遠方に住んでおり管理が難しくなったという方や、墓守もおらず高齢になったので…とのお声が多いのが実情です。そこで今回は、墓じまいの前に一度検討していただきたい「お墓の引越し」の手順や実際にご自宅の近くにお墓を引越しした方についてお話いたします。
お墓の引越しの手順は?
お墓を引越しの流れは次のようになります。
① 移転先の選定
② 今あるお墓の管理者に相談
③ 石材店の選定
④ 墓所使用許可証の発行
⑤ 改葬許可証の発行
⑥ 閉眼供養(魂抜き)の執り行い
⑦ お骨の安置、解体工事、移転工事
⑧ お墓の完成、納骨、開眼供養(魂入れ)の執り行い
ざっと並べても、親族や墓地管理者、行政の手続きなど様々な方とのお話が必要になります。
手順について詳しくはこちら↓
お墓の引越しの一例
実際に当社でお墓の引越しをお手伝いさせていただいたこのお客様は、東日本大震災で被災され沿岸から内陸に住居を移された方でした。
しばらくは住み慣れた地元の状況を確認しながらお墓参りをされていました。
しかし、ちょうど近場のお寺で空き墓地を販売していることを知り、これから年を重ねていくこと、お子さんやお孫さんも近くの方がお墓参りに行きやすいという意見もあり、お墓を引越しすることを決意されたそうです。
お手続きなど一緒にお手伝いさせていただきながらお墓を無事に引越しでき、開眼供養も執り行いました。すべて終わった際には、徒歩圏内にお墓があることで、お散歩がてら気軽にお参りできると嬉しそうにお話されていました。
墓じまいの前に
近くに空き墓地が中々ない、あっても抽選倍率が高いなど様々な理由でお墓の引越し自体を諦めてしまい、墓じまいをご選択される方もいらっしゃいます。
墓じまいが悪いわけではないですが、ご自宅でご遺骨を供養されてもその後どうするのか…?という問題も出てきます。
墓地に関してはインターネットでの情報が少ない場合もありますが、地元の石材店や移転先候補の石材店が情報を持っている可能性がありますので、一度相談されてみても良いと思います。
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