こんにちは。営業部の秋山です。
みなさんは、自身の家紋はご存知でしょうか。家紋はお墓に彫刻することも多いのですが、家紋帳を目にしたお客様はその多さに驚くこともしばしば。
今回は、お墓に彫刻されていることも多い「家紋」についてお話いたします。
目次
家紋とは
家紋とは、苗字を付けることが許されなかった時代に家系や血統、家柄や地位などを表すために用いられた紋章のことです。
苗字がある現代で目にする機会といえば、お墓が一番多いかと思います。その他にご自宅の玄関や袴などに家紋を記している方もいらっしゃいます。
家紋は240種以上、5,000紋以上ともいわれており、たくさんの種類がありそれぞれ由来があります。すべては語り切れないので、5大家紋と10大家紋をご紹介します。
5大家紋
【鷹の羽(たかのは)】
江戸時代の武士に愛された家紋で、鷹の羽を表しています。
鷹の羽の家紋は約70紋あるそうです。
丸に鷹の羽は、関ヶ原の戦いで石田三成との友情を守った、戦国武将の大谷吉継が使用した家紋です。
【片喰(かたびら)】
子孫繁栄を願って作られた家紋で、植物のカタバミを表しています。
カタバミの家紋は約120紋あるそうです。
丸に剣片喰は、日本映画界の巨匠黒澤明監督が使用した家紋です。
【木瓜(もっこう)】
瓜の切り口や鳥の巣を表していると諸説あるようです。
木瓜の家紋は約120紋あるそうです。
横木瓜(織田木瓜)は、織田信長な使用した家紋です。
【藤(ふじ)】
藤の花や葉を表しています。
現在では、「藤」が苗字に入っている家系で使用されており、藤の家紋は約130紋あるそうです。
下り藤は、豊臣秀吉(羽柴秀吉)の家臣として知られる加藤嘉明が使用した家紋です。
【桐(きり)】
豊臣秀吉が使った「太閤紋(五七桐)」もある家紋で、桐の花や葉を表しています。
桐の家紋は約150紋あるそうです。
10大家紋
5大家紋に下記の5家紋を足したものを10大家紋といいます。
【蔦(つた)】
戦国武将の松枝久秀が使用していた家紋で、蔦を表しています。
蔦の家紋は約80紋あるそうです。
【茗荷(みょうが)】
縁起が良いとされる茗荷を表している家紋です。
蔦の家紋は約60紋あるそうです。
【沢瀉(おもだか)】
毛利家が使用していた家紋で、白くきれいな花が咲くオモダカを表しています。
沢瀉の家紋は約80紋あるそうです。
【橘(たちばな)】
薬師寺や井伊家が使用していた家紋で、柑橘類の橘を表しています。
橘の家紋は約80紋あるそうです。
【柏(かしわ)】
戦国武将島左近が使用していた家紋で、神聖な木とされていた柏を表しています。
柏の家紋は約120紋あるそうです。
<まとめ>
今回は、5大家紋と10大家紋について説明しましたが、たくさんの種類がある家紋は、日本独自の伝統的な一種のデザインとしても楽しめます。
これを機会に自身の家紋だけではなく、たくさんの家紋を調べてみてはいかがでしょうか。
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