こんにちは。店長の佐藤です。
以前、「花いっぱいのお墓」をご紹介しましたが、また素敵なお墓の建立をお手伝いさせて頂きましたので、「その➁」としてご紹介します。
「竿石」は「カトレア」の「影彫り」です
お墓の彫刻といえば「線彫り」や「彫り込み」といった輪郭を強調したものが一般的です。もちろん文字の彫刻はこの方法が一番綺麗な仕上がりになります。ただし、花などを彫刻する場合には前記の方法だけではありません。より写実的な「影彫り」や「立体彫り(ファント-ニ)」といった方法もあり、花の種類や出来上がりのイメ-ジによって使い分けしています。
フロアはあえて非対称にしてみました
このお墓は生前のお墓、いわゆる「寿陵」でご夫婦ともにとてもお元気で活動的な方です。ご夫婦揃ってお花が大好きで、ご自宅でもたくさんのお花を育てていらっしゃいます。お墓は左右対称なデザインが大半です。どの花を彫刻するか迷って決められずにいらっしゃったので、対称にはせず、左右別々の図案をお勧めしました。
大切なのはバランスです
これだけいろんな花の彫刻を盛り込んでしまうとまとまりのないお墓になりそうですが、こちらの場合はすっきりバランスのいいお墓になりました。華やかな彫刻を引き立たせるのに最適な、ソリットデザインの形が活きています。また彫刻とのコントラストをハッキリさせるため、石目の少ないインド産の黒御影石を使用しています。
<まとめ>
このお墓は仙台市営の墓地に建てられたものですが、施工後の検査で職員の方に「うわぁ~!恰好いいねぇ~!」と褒められました。初めて施主様に見て頂いた時も「お墓じゃなくてなんかモニュメントみたい!入るのが楽しみだね」と大満足でした。入るのを楽しみにされるのは困ってしまいますので、ずっとお元気でたまにお墓を見に来てくださいね。
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