御影石の使い道と言えば、真っ先に思いつくのがお墓です。かつては兵庫県の御影地方からとれる花崗岩を御影石と呼んでいましたが、現在では閃緑岩や斑レイ岩なども御影石と総称されています。海外でも様々な種類の御影石が取れますので、お墓以外にも使い道が広がっています。
キッチン
キッチンの天板に御影石が使われています。キッチンの天板と言えば、今までステンレスや大理石でした。大理石は見た目が良く高級感があるものの、成分が石灰石のため酸に弱い性質があります。汚れが残ったまま放置してしまうと、化学変化を起こしザラザラになってしまう恐れもあります。御影石は大理石と比べると酸に強く、硬く、吸水性も低くなっています。熱いフライパンをそのまま置く事だってできます。そのため、御影石をキッチンの天板に使うお宅も増えています。
浴室
吸水性が低い御影石は、浴室にも使われます。磨けばツルツルで光沢が出ますので、汚れにも強くお手入れも簡単です。酸にも若干強いため、中性洗剤はもちろん酸性の洗剤も使えるほどです。硬くて丈夫御影石は温泉でもよく目にします。天然石と温泉の相性は見た目にもバッチリですね。
階段や玄関
御影石は滑らないように加工すると、光沢が無くなります。そのため意外と気付かない場所が階段や玄関です。特に屋外の階段は、雨の日に濡れていると大変危険です。水に強く、硬くて丈夫な御影石は適していると言えます。
<まとめ>
よく見ると御影石だったという事が意外と多く、実は身近な存在であると気付きます。今回ご紹介した以外にも、御影石はさまざまな場所で使用されていますので、身の回りなど探してみてはいかがでしょうか。
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