こんにちは。総務課の佐藤です。
まもなく節分です。暦の上では立春ですが、まだまだ寒い日が続いていますね。
郷土料理「おくずかけ」は、精進料理でもありますので寒い日はもちろん、来月は春彼岸ですので食べてみて下さいね。
「おくずかけ」とは
旬の野菜いろいろと、油揚げ、干シイタケ、豆麩などを入れて煮込み干シイタケの戻し汁とだしと醤油で味付けをして、葛粉でとろみをつけて白石温麺にかけて食べる汁料理です。
昔は「葛粉」でとろみをつけたので【おくずかけ】ですが、今は「片栗粉」でとろみをつけているそうです。
白石温麺(しろいしうーめん)とは
油を使わない手延製法で作られており、麺の長さは普通のうどんより短く9cmと食べやすい長さです。
昔、鈴木味右衛門という人が、父が胃を病んで床に伏し何日も絶食をしなければなりませんでした。親思いの味右衛門は大変心配して、何か良い食餌療法はないかと八方手を尽くしたところ、たまたま旅の僧から油を一切使わない麺の製法を耳にし、これを作って温め父に勧めたところ、胃病は日ならずして快方に向かい、やがて全快をしたそうです。その話を片倉小十郎公がお聞きになり「温かい思いやりの心」を称え、「温麺(うーめん)」と名付けたそうです。
<まとめ>
季節の野菜を小さく切って、たくさん入れてとろみをつけて食べてみて下さい。
寒い時は、栄養豊富ですし体も温まりますからご飯の汁としても良いですし、油を使用しない麺なので夜食にも良いと思います。彼岸やお盆にも食べてみてくださいね。
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