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お盆と中元について

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こんにちは。総務課の佐藤です。
毎日暑い日が続いておりますが体調の方はいかがですか。早いものでお家にご先祖様が帰ってくるお盆の時期となりました。今回は、お盆について調べてみましたのでご紹介をいたします。

お盆のルーツは『仏説盂蘭盆経』

最初にお盆(盂蘭盆会)を行ったのは、今から千五百年ほど前で、中国の梁の武帝でした。日本では推古天皇の時、「是年より初めて寺毎に、四月の八日、七月十五日に設斎す」とあって、毎年各寺では四月八日のお釈迦様の誕生を祝う「花まつり」と七月十五日の「お盆」が始まりました。
また「盂蘭盆会」という言葉は、サンスクリット語(古代インド語)の「ウランバナ」でしたが、最近になって、古代イラン地方の、先祖の霊魂をわが家に招いて祀る「ウルバン」がその語源と判りました。そこでこのお経は、イラン地方の先祖供養をもとにして、四世紀ごろに中国で作られた、といわれています。現代は、関東などでは7月、東北や関西などでは8月と地域によって異なります。当社のある宮城県では八月十三日~十六日に行われています。

『盂蘭盆経』とは

インドでは「夏安居(げあんご)」と言って雨期の三ヶ月間は室内で修業をします。最終日の七月十五日には、十方の立派なお坊さんたちへ、百味の飲食や盆器、香油、燭台、寝具などを整えて供養します。その後おシャカ様のお墓に供えた食べ物を、お坊さんと心を一つにして会食をすると、戒律を守り修行したお坊さんの功徳を、過去七世の先祖に回向(徳を回すことが)できるので、あの世で苦しむ亡き父母を救うことができ、その上生きている父母や親族も大きな楽しみを受ける、とあります。

中元とは

旧暦の七月十五日はお盆ですが、その日はまた道教の「中元」あたります。4世紀ごろ、中国では、七月十五日は、仏教の「お盆」と道教の「中元」がひとつになり、先祖を供養する日・亡き人の魂をまつる日となって日本へ伝わりました。また、中国では、中元の供物を親戚や知人に贈る習慣があり、それが日本へ伝わると、お世話になった方々へ贈る「お中元」の習慣として今日まで残っています。

<まとめ>

お盆休みには親戚や兄弟の方、子供達が帰省してくる時期です。また、先祖さまが帰ってくるお盆ですので家族皆様で精霊棚(盆棚)やお墓参りをして供養を一緒にしてはいかがでしょうか。家族仲良くお供え物をいただいて団欒することが供養ではないでしょうか。

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