故人を偲んでご先祖様に敬意を表すお墓参りは、年に何回か行う家庭がほとんどです。
しかし、お墓参りの際に気になることの一つが服装とお供え物ですよね。
気づかないうちに失礼な行為をしていないか、気がかりに思う人もいるでしょう。
そこで、お墓参りの際はどのような服装で行けばいいのか、また、お供え物は何を持っていくのが良いのかをご紹介します。
お墓参りの時はどんな服装で行けばいいの?
お墓参りの服装は、結論から言うと特に指定はなく自由にして問題ありません。
そのため、ジーパンにTシャツというラフな服装でもマナー違反にはならないので安心してください。
ただし、法事や法会の際は礼服や黒のスーツを着用するのがマナーです。
また、家族だけでなく親戚などと一緒にお墓参りに行くこともありますが、その場合はあまり派手な色の服装は避けて、略式の礼服スタイルが望ましいです。
略式のものがなければ、黒や灰色といったブラウスやスカートなど控えめの色合いの服装にしていきましょう。
香水をつけている人は、香りが強いものを避けた方が失礼にあたりません。
まず、お墓参りの際は人と会ったときに不快感を与えないような、清潔感のある服装と身だしなみを心がければ問題ないと考えて良いでしょう。
お供え物は何を持って行けばいいの?
お墓参りの際に持っているお供え物も、特に決まりはありません。
お菓子や果物、お酒などをお供えするのが一般的ですが、中には故人が好きだった料理や趣味に関する物をお供えするケースもあります。
また、お供え物の食べ物やお菓子はお墓に直に置くのではなく、半紙やお皿などを用意するのを忘れないでくださいね。
そして、お花以外のお供え物は全て持ち帰るのが最近のマナー。
お菓子などの食べ物をお供えしたままだと、カラスといった動物に食べられてしまったり虫が寄ってきたりとお墓が汚れる原因になり、周囲に迷惑をかけてしまう恐れがあるのです。
お供え物は「共に供する」との意味があり、お供えしたものをご先祖様と分け合うことが供養になると考えられています。
そのため、お供え物は基本的に持ち帰って、家族で美味しくいただくようにしましょう。
お供え物はお仏壇に供えてもいい?
食べ物などのお供え物を、仏壇に供えるのも実は問題ありません。
あくまでも、故人やご先祖様が受け取っているのはお供え物を供えた方々の「気持ち」そのものです。
そのため、お墓参りをしたあとにお菓子などのお供え物はお仏壇に供えるという形でもマナー違反にはならないのです。
お仏壇にお供えした後は、親族みんなで美味しくいただきましょう。
<まとめ>
親戚からいただいたお菓子や、自分が旅行などで買ってきたお土産を一度お仏壇にお供えしてからいただいていた経験はありませんか?
お供え物はご先祖様と分け合う気持ちが大切です。
ご先祖様を祀る気持ちそのものが重要なので、服装もまた特にルールは決まっていません。
感謝の心を忘れず、派手すぎない服装でお墓を訪ねてみましょう。
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