こんにちは。営業部の秋山です。
みなさんは、お墓に「墓誌」はあるでしょうか?墓誌をよくよく見ていると、読めない字や普段見慣れている字と形が違うものはないでしょうか?
今回は、お墓に刻まれている旧字体についてお話いたします。
旧字体とは
旧字体とは、常用漢字表で採用された字体の基になっている字体のことです。
常用漢字は、「法令・公用文書・新聞・雑誌・放送など一般の社会において、現代の国語を書き表す場合の漢字使用目安」として示された表のことです。
簡単に言うと、普段目にしている漢字の基になった字体ということです。
旧字体はもう使わない?
先ほどの流れだと、「旧字体はもう使わない字」という印象ですが、名前では旧字の使用が可能な漢字もあるため、旧字はまだまだ現役です。
ただし名前に使用しても良い旧字は、「人名用漢字」に指定されている漢字のみですので、すべての旧字が対象なわけではなく、また使用に制限があるものもあります。
旧字の例
よく目にするのは「寿」の旧字ではないでしょうか。
しかし寿の旧字でも数種類あり、少しずつ違いますのでお墓に彫刻する際には、何度も確認しています。
実は「喜」が旧字で「㐂」が新字なのですが、常用漢字として登録されているのは旧字の「喜」なのです。漢字は奥が深いですね。
<まとめ>
一例として少しだけ旧字をご紹介しましたが、この他にもまだまだあります。
今度お墓参りに行った際には、墓誌の旧字に着目してみてはいかがでしょうか。
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