こんにちは。店長の佐藤です。
お墓は新しく場所を決めて新規に建てるケ-スばかりではありません。今回はもともとお墓をお持ちの方が、同じ場所で建て替えた例をご紹介します。
代々のお墓には時代を経た「趣き」があります
私たちはお墓を建てることを仕事としている石材店ですが、とにかく新しければいいとは考えていません。昔からのお墓には、ご先祖様の気持ちと守ってきた人たちの思いが込められています。またお墓を作るための石材は天然自然のものですから、年を経て変化し、人工のものにはない風合いを重ねていきます。
代々のお墓を残すご提案をしました
特に今回のお客様の場合、宮城県産の「油石」と「井内石」を使ったお墓でした。私たちからすると大変希少な石材で、ただ解体するには惜しいと思い、残しながらのリフォ-ムをご提案しました。しかし、ここではご紹介できないお客様の思いを優先し、最終的にはすべてを建て替えることにしました。
「形」はなくなっても「思い」は残しました
表現が生々しくなってしまいますが、解体されたお墓の石材は産業廃棄物になります。ただ捨ててしまうのではなく、新しいお墓を支える「礎」として再利用させて頂きました。今までの例では、再加工して法名碑や花立などに生まれ変わったこともあります。
<まとめ>
お墓の値段はちょうど自動車に似ています。上から下まで差はありますが、決して安いものではありません。でも価格が近いというだけで、自動車を買い替えるのとお墓を建て変えるのは、まったく違うことだと私たちは考えています。
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