人と石との付き合いで、真っ先に思いつくものといえば石器ではないでしょうか。そんな大昔の時代から現在までも使われる石は、人にとってはなくてはならない存在です。今回は石の歴史の一部を紹介したいと思います。
石器の歴史
諸説ありますが、最古の石器は330万年前のもののようです。この説が正しければ、330万年前にはすでに人類は道具として石を使っていたことになります。という事は、石そのものを加工せずに使用していた歴史はもっと古いのではないでしょうか。
石器の始まりは、打製石器というものです。これは、自然の石を打ち砕いて作られました。その後、石を全体的に加工して作られるようになり、さらに細かくナイフや矢じりを作るようになりました。石を打ち砕く事で、鋭い破片となる石では黒曜石が有名です。石包丁や矢じりとして使われてきました。
ガラスの歴史
そんな黒曜石は、天然のガラスとも言われます。黒曜石はガラス質の溶岩が固まった火成岩です。しかし、石器時代ではまだ石としての存在でしかありませんでしたが、文明が発達しエジプトやメソポタミアでは陶磁器などの材料に使われるようになりました。3500年前には、ガラスで器が作られるようになりましたが、当時は宝石と同じくかなり高価なものだったと考えられます。
黒曜石について
黒曜石は「集中力を高める」、「才能の開花(成長)」といった効果があるパワーストーンとしても活用されています。また、加工することで透き通って見えたり、独特の模様が入ったりすることから、現在では食器や花瓶などのインテリアとしても注目の素材です。
<まとめ>
かつては砕いて使っていた石ですが、現在では加工してインテリアやお墓や建築材として利用されています。石も言い換えれば天然素材です。天然素材は限りある資源ですので、今は安価な石もいつかは貴重な石になってしまうかもしれませんね。
今までも長く付き合ってきた石ですが、これからもまだまだ関係は続きそうです。
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