お墓に使用できる御影石は数百種類あると言われています。しかし、すべての石が問題なく使えるとは限りません。そんな御影石の問題点など説明したいと思います。
吸水による水のシミ
雨が降ると、どんな石でも吸水します。白い石でも黒い石でも吸水しますが、黒い石は吸水のあとがほとんど見えません。時間が経って水分が抜ければ元に戻りますが、石によっては時間がかかるものもあります。白やグレーの石は水のあとが見えやすいため、気になる方は濃い色の石がおすすめです。質の悪い石の場合、水分と一緒に汚れも吸ってしまい、変色することもありますので注意が必要です。
玉石が浮き出る
稀に黒っぽい御影石でも、白い部分が混じっている場合があります。問題は、加工したばかりの時は目立たなかったものが、時間が経つにつれハッキリと目立つようになってしまうことです。表面だけの問題ではありませんので、根本からの解決方法は石の交換になります。
模様やスジが出る
キズのような模様や、ヒビ割れのような模様も、時間が経って出てくることがあります。例えば、鉄分を多く含んだ部分がスジ状にあった場合、その部分がサビのように変色します。出方によっては、まるでヒビが入ったようにも見えてしまいます。
<まとめ>
お墓は立て直しが簡単にできるものではありません。そのため、初めの石材選びがとても重要になってきます。とは言っても、どの石が良いのか判断が難しいと思います。石の名前も石材店ごとに違う場合もあります。判断の一つとしては、「その石に実績があるか」です。例えば、お墓を建てて数年間問題の無かった石であれば、信用できる材料となります。ただ、石も採れる時期で品質に差が出る場合がありますので一概には言い切れません。そのため、もしもの際に保証がしっかりしている石材店を選びましょう。
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