こんにちは。営業部の秋山です。
今年は台風で雨が続くことも多く、人にとってもですが屋外にある墓石にとっても過酷な天候が目立ったように思います。
そこで、今回は墓石の変色と吸水率について説明いたします。
吸水率ってなに?
読んで字のごとく、吸水率は水分を吸収する割合の数値です。
水を吸収しない石はないのですが、石目の細かさや石の色の種類で吸水した箇所が変色することもあります。
産地や石の種類で、吸水率に違いが出ますので、墓石に使用する石の種類を判断する時には、吸水率が低いものをオススメします。
ただ、吸水率が低い石はダメということではなく、モルタルなどとなじみが良いため、接着しやすい良い石という面もあります。
水を吸収するとどうなる?
石が水を吸収すると、石の濃淡にもよりますが変色が目立つようになります。また、水分を吸収しやすい石は、水分が抜けにくく変色が固定化します。ただし、石の色だけで吸水率は判断できません。また、淡い色よりも濃い色の石は吸水しても目立ちにくい傾向にあります。
変色以外の変化はある?
水分を吸収した石は、変色の他にもひび割れなども起こしやすいと言われています。
特に降雪のある地域では、水分が凍って膨張するため柔らかい石では割れることもあります。
そのため吸水率の他に、圧縮強度の数値も参考にはなりますが今回は簡単に説明します。
基本的に石は、圧縮に対しては大変強いものです。その中でも「花崗岩>大理石>安山岩>粘板岩>砂岩>凝灰岩」と花崗岩が一番強度のある石です。
<まとめ>
どうしても水分を吸ってしまう石は、一年を通して、自然に囲まれた環境の下に建てられるため、変色や変化を回避する方法はありません。その中でも、吸水率の低い石は変色も起こりにくく、綺麗な状態でお墓参りすることができます。
墓石を建てる際には、使用する石の吸水率の数値も参考にしてみてはいかがでしょうか。
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