時宗
武家屋敷の仕様を継承した冠木門と白壁に囲まれた永福寺は、その歴史を630年も前の、永徳2年(1383)まで遡ることができます。現在の宮城県亘理町一円を治めていた亘理肥前守行胤が、遊行12代尊観上人の教化に帰依し、亘理小堤村に一寺を建立したのが始まり。天正19年(1591年)亘理兵庫守元宋が百百村に移住の際、南郷大柳村に地を賜り建立。その後、元和2年(1616)定宗の代に現在地に寺地を賜り移りました。以後、火災、台風、地震による損傷、老朽化等により荒廃を余儀なくされましたが、本尊や前机など創建当時のものをしっかりと守り伝えながら、再興を願い続けてきました。
再興に立ちあがったのが、現在の53世・柴興章住職。平成18年(2006)8月工事に着手。3年の歳月をかけて、平成の大事業をやり遂げ、往時の姿を甦らせました。宮城県に10寺しかないといわれる時宗の寺院。その境内に足を踏み入れると、やさしい趣に包まれ、なぜか穏やかな心になる自分を見つけることができます。
平成の大事業で甦った格調高い本堂。
県内に10寺しかない時宗の寺院。浄土宗の流れをくむ阿弥陀様が本尊です。
ご本尊の阿弥陀如来像と前机は開山時から伝えられてきました。
冠木門と白壁に囲まれた武家屋敷の趣です。
開放的な境内には、広々とした駐車場を備えています。
開放的でやさしい趣に包まれる境内。
永福寺の門をくぐると、なぜか、ホッとする、そんな寺院をつくりたいとの思いで、再興しました。現在、私は保護司をしており、町役場に勤めていた経験もあります。仏事のことはもとより、人生の悩み事での相談事や聞いてほしいことがあったら、気軽に門をくぐってください。当寺に来てよかった、と思っていただけると嬉しいですね。
区画面積 | 区画サイズ | 永代使用料 | 年間管理費 | 区画数 | 備考 |
3.2m² | 1.8m×1.8m | なし | 12 | ||
4.8m² | 2.4m×2.0m | なし | 9 |