曹洞宗
国道108号線と江合川に挟まれた閑静な住宅街を歩くと、樹齢数百年を超すといわれる松並木の参道に心を奪われます。山門から本堂へ続くその道は、歴史情緒をたたえた趣にあふれ、町の美しい風景ともなっています。興安寺は、約400年前に伊達家の家臣であった今村長門守の菩提寺として開かれました。一時は、災害等によって荒廃し、無住職の時代もありましたが、明治43年、28代・熊本謙吾住職が入山し、寺小屋や農繁期の季節託児所を開くなど、社会教化に努めるとともに修復や新築を手がけ、復興の途を歩み始めました。現在の本堂は、平成元年、30代・熊本俊龍住職の時に建てられたもので、宮大工として全国に知られる名工、佐藤猛氏の伝統の技によるものです。
その風格ある本堂は、屋根に権現造りの様式を加えた寺院建築では珍しいしつらえで、開山堂の花鳥風月を描いた126枚もの絵天井とともに、一見の価値があります。
また、本堂のお不動様や境内の古い石塔、戦没者供養塔、永代供養塔などを訪ねて、立ち寄る方も多いようです。
寺院では珍しい権現造りの屋形が本堂に風格を添えています。
美しい松並木の参道が、深い趣をかもし出しています。
三尊佛をご本尊としてお祀りしている本堂。
本堂の外陣格天井と天蓋、幢幡、欄間。
開山堂の天井に描かれた126枚の絵天井。
承継者がいなくてもお寺が永代に供養する永代供養墓。
御釈迦様に手を合わすことで、自分が素直に仏様と向き合い、清らかな気持で、自分自身を見つめる気持ちになって頂ければ幸いです。いつでも門戸を開いていますから気軽にお訪ねください。第2土曜日の午後2時から、座禅会を開いています。宗派にこだわらず。自らの思いで体験したいとお思いの方は、ご参加ください。
区画面積 | 区画サイズ | 永代使用料 | 年間管理費 | 区画数 | 備考 |
4.2m² | 2.0m×2.1m | 70万円 | 1,500円 | 21 | 永代使用料は既設の外柵(納骨堂)を含む |