曹洞宗
広い田園地帯の真ん中に佇むように建つ西林寺。明暦年間(1655~1657)に、涌谷地区にある龍渕寺の9世章外伝和尚により開山されたといわれています。創建当時は、周辺の農家は冷害、凶作などによる飢饉が続き、檀家は貧困、寺の維持は困難な状態で、茨の道の連続であったと伝えられています。一時は無住職の時代などもありましたが、昭和37年頃より徐々に位牌堂の設置や庫裏の改造などが行われ、平成3年には本堂が落慶。落慶の記念碑には、「近隣に類を見ない荘厳華麗な構え」と記されており、今もその様相を見ることができます。境内には、延命地蔵や聖観音菩薩像が立ち、さらに、樹齢400年のサルスベリ、樹齢350年の紅葉などが姿をとどめています。
特に、延命地蔵は、匠の手により丹念に彫られたもので、その柔和な姿や表情に心が癒されます。東日本大震災で倒壊しなかったこともあり、震災後は「健康・長寿」を願う人のお詣りが増えているとのこと。周辺地域の人々と困難や苦労をともにしてきた歴史を持つ西林寺。今も地域の心の支えとしての役割を担っています。
建立当時の壮麗な構えを今にとどめる本堂。
本堂内部には観音様や御不動様、弁天様などが安置されている。
ご本尊を中心に普賢菩薩(左)と、文殊菩薩(右)を配している。
町指定天然記念物「サクジコウ」(サルベリ)。震災後樹勢が衰えてしまった。
健康や長寿を願う人が手をあわせにくる「延命地蔵」。
樹齢300年の紅葉。西林寺とほぼ同じ年齢である。
当寺を囲むように檀家さんがおられるので、常日頃から地域のコミュニケーションの場として活用できたらな、と思、そのための環境整備も進める計画です。また、宗派にかかわらず広く人々を受け入れる準備もしています。私は社会人の時代もあり、その経験を活かした説法などを行っています。日常生活の悩みなど、お気軽にご相談ください。
区画面積 | 区画サイズ | 永代使用料 | 年間管理費 | 区画数 | 備考 |
3.8m² | 25万円 | 1,500円 | 25 | 更地 | |
5.1m² | 30万円 | 2,000円 | 5 | 永代使用料は既設の外柵(納骨堂)を含む | |
6.6m² | 35万円 | 2,500円 | 5 | 更地 |