真言宗
県立公園旭山の北麓にある箱泉寺は、大同2年(807)に天台宗の慈覚大師が開基したといわれます。天正3年(1575)に俊光法印が真言宗に改宗し中興し、藩政時代には宮城県下17寺として巡見使が立廻るなどの名刹として知られてきました。箱泉寺の名は、慈覚大師がご本尊にあげる水を、独鈷(仏具)で掘り、その泉を箱で囲ったことに由来します。また、池端には、その時に着ていた衣をかけたといわれる枝垂れ栗もあります。1200年もの歴史を誇る古刹だけに、境内には樹齢800年といわれる老杉や銀杏、石などの史跡が多く、旭山周辺の観光ルートの一つとして知られています。
明和9年(1772)に再建された本堂内には、明治初期に塩竃神社の別当寺から追放されて箱泉寺に赴いた和尚が乗ってきた駕籠や伊藤博文の書など、歴史的な価値ある品々が展示されています。また、平成17年に建てられた100人収容の会館は、葬儀や法事はもとより、様々な集まりに対応できる広さを有しています。「この施設をコミュニティを深める場にしたい」とご住職は、過疎が進む地域への思いを口にします。
再建以来約250年もの時を経た、歴史の重みを感じる本堂。
正面の本尊は不動明王。右が弘法大師、左が興教大師の像。
塩竃神社の別当寺、法蓮寺の和尚さんが乗ってきた駕籠。
慈覚大師が掘り当てた独鈷水は、涸れることなく湧き出ています。
箱泉寺のシンボル的な存在である樹齢800年の老杉。
永代供養墓(弊社施工)
私たちは土から生まれ、土に還ります。安住の地に還ることは誰もの願いです。箱泉寺は深谷山という山号を有しており、山は、安寧の場として畏敬の念を抱かれています。つまり、地域の人が心から安心できる場所といえます。そういう意味で、どなたも心から寛ぎ、安らぐ場所として、ご利用していただければと思います。
区画面積 | 区画サイズ | 永代使用料 | 年間管理費 | 区画数 | 備考 |
7.3m² | 2.7m×2.7m | 40万円 | 40 | 護持会費・月牌料として年12,000円 |