臨済宗
悠々と流れる北上川と広大な大崎平野、その向こうに奥羽山脈の山々が一望できる地に建つ寳林寺。天保元年(1830)の火災で古文書等の記録は消失してしまいましたが、村史等によれば慶安3年(1650)、伊達藩士の大内義春が建立し、泰安和尚が開山したと伝えられています。以来、当地の城主であった大内氏の菩提寺として、また、地域やご先祖様を思う人々の心のよりどころとして、継承されてきました。天保の火災の翌々年の再建とされた旧本堂は、平成9年に老朽化のために取り壊され、新本堂が地域の暮らしを見守るかのように小高い丘の上に建立され、今に至っています。
境内から眺める、奥羽山脈に沈む夕日の美しさは格別です。また、境内には、昔、北上川の洪水で流されてこの地に流れ着いた千手観音菩薩を安置した千手観音堂、郷土の俳人として知られる、佐藤青城の句碑などがあります。気仙大工が技を駆使して建立した本堂には、檀家でもある日本画の大家、佐藤三代治の作品なども飾られています。地域の人々の信仰と安心の灯火でありたいと、随時山門行事が行われ、檀信徒や地域の人々との交流が図られています。
気仙大工が伝統の技を駆使し、気仙杉などの国産材を使って建立した本堂。
極太の柱や梁が組まれた本堂内部。御本尊は江戸末期の作と伝えられる虚空菩薩像。
境内の墓地からは北上川などが眼下に眺められ、夏には各地の花火大会が楽しめる。
檀家であり、郷土の俳人でもある佐藤青城の句碑を見ることができる。
旧本堂の御本尊の下から出てきた、念仏を唱える時に使った手づくりの数珠。
洪水で流されてきた千手観音菩薩を安置した千手観音堂は丘の途中にある。
寳林寺では、どなたでも幅広く受け入れており、近隣の方はもとより首都圏から檀信徒になられる方もいらっしゃいます。臨済宗(妙心寺派)の教義を護持していただければ、全国のどこからでも安心してご利用いただけます。どなたでも歓迎いたしますので、素晴らしい眺望を楽しみがてら立ち寄りください。
区画面積 | 区画サイズ | 永代使用料 | 年間管理費 | 区画数 | 備考 |
4m² 1.2m² |
1.8m×2.1m 1.0m×1.2m |
20万円 (入壇料込み) |
20 | 護持会費 3千円 花園会 2千円(年間) |