墓地の周辺に杉の木など植物がたくさん生えている場所だと、黒系の御影石に花粉が付着して汚れが目立ちやすくなります。逆に汚れが目立ちにくいのは、白系やグレー系の御影石です。
石は雨や雪など水を吸い少し濃く変色しますが、特にグレー系や白系の御影石は石の粒子が大きいため吸水率が高く変色し、いずれ固定化します。雨や雪が多く降る地域では、粒子のきめが細かい黒系の御影石がお薦めです。
赤や緑など、色が鮮やかな御影石もたくさんありますが、雨風にさらされて経年による劣化が進み表面のツヤが落ちたり変色が起きることもあります。そのため事前に石のサンプルなどでどのような色になるのか確認することお薦めします。
お墓に使用される御影石は、基本的には自分の好みやデザインに合ったものを選ぶことをお薦めしますが、事前に吸水率や経年による変色などを確認することが何よりも大切なことです。
これまで利用していた墓地の管理者や親族へ連絡をして、改葬を希望する旨を伝えます。寺院からの改葬の場合は、「離檀料」が必要になることもあります。
墓地の管理者や親族から許可を得たら改葬先を確保し、管理者から「墓地使用許可証」と「永代使用許可証」を発行してもらいます。
これまで利用していた墓地の管理者から「納骨証明書」を発行してもらい、自治体の役所にて「改葬許可申請書」を記入して、「永代使用許可証」「埋葬証明書」と合わせて3点を一緒に提出してください。この手続きが済むと、「改葬許可証」が発行されるので改葬先の管理者へ提出します。
改葬する前に、「閉魂供養(お魂抜き)」を行い、お墓からご先祖様の魂を抜き取り、一時的に単なる石にします。
改葬先にお墓を準備します。これまで使用していた墓石をそのまま利用することもできますが、墓地の広さが変わるので、加工が必要になることがほとんどです。
改葬が完了したら「開眼供養(お魂入れ)」も行い、墓石にご先祖様を再び迎い入れます。